まさかの偶然、必然?

昨日、思わぬ電話が入りました。

 

今から25年前、僕が高校三年生だったときの同級生からです。その方と当法人のことを話し、その後、高次脳機能障害になったよ、という話しをしました。

 

僕には事故の記憶も、事故前後の記憶も、それから今でも記憶に違和感ある中、日常生活を送っております。

 

その電話あった方は女性で、今は看護師されてて、しかも脳外科の。もちろん高次脳機能障害のことは知ってました。そこで、僕が当時の自分の様子を聞きました。すると僕は事故から二ヶ月後だったみたいですが、高校で「俺、なんか変やわ、俺なんか変やわ。」とばかり口にしてたそうです。おそらくこのときは見た目でわかる障害者だったと思います。

 

この女性はそんな当時の僕のお世話係をしてくれてたそうです。感謝しかありませんね。記憶ないからといって、「しらんがな。」では済まされません。

 

妻が言います。事故直後の僕の姿を知るその同級生と会って話しを聞きたいと。僕はなんか恥ずかしいから嫌というのですが、その女性が妻とあってくれるかわかりませんが、一度妻と会ってくださいとお願いしてみようと思います。

 

今になって思うんです。なぜ、僕はそんな状態で高校へ行ったのか。母は、あんたが自分で行きたいって言ったといいますが、はたして僕は本当にそんなこと言ったのかなぁと思います。もし仮に僕がそう言ってたとしても、そんな状態で僕を高校に行かせた母を少し恨んでます。だって、僕、見せ物ですよ。その上、当時のその高校は卒業できんかったんですよ。でもね、僕は感謝してることがあるんです。今回、その女性から連絡あったこともそうですが、なにより僕は高校を35歳で卒業したんですよ。その際、事故当時通ってた高校での単位をもっていけて、新たな転入学した高校は一年で卒業できたことです。